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Hanna

Author:Hanna
2005年9月よりアメリカ在住
東京出身、和文化と猫とオペラが大好き!あと、ゴルフも…
(すみません。多彩な趣味の持ち主なのです。^_^;)

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初めてのアンサンブル
殿下がバイオリンを始めて1年半ほどが経ちます。
自分が本気になってしまうのが怖くて、ピアノではなくバイオリンをさせてみたのですが、常に「私がやりすぎて音楽自体が嫌いになられたらどうしよう?」という気持ちが心のどこかにあるので、どうしても強く出られない、がんがん練習させられないというジレンマがありました。特に小さな子供の場合、本人に強い気持ちがあるわけではないので、やる気を出させるのはとても難しいと感じました。

バイオリンはピアノと違って、音程を自分で作らなくてはいけない楽器なので本当に難しいです。だから、練習しなくては何も弾けるようにならないということが、殿下と一緒にバイオリンをやってみて良くわかりました。当然、殿下の進歩の度合いも非常に遅く、いつまでたっても曲が弾けるようにならない→だから練習も楽しくない、という悪循環に陥りました。

しかしながら、少し前に色々と考えるところもあり「嫌いになるなら嫌いになれば良い!やめるならやめたって良い!」と思い直し、とにかく毎日つきっきりで一定時間練習をすることにしたところ、初めの頃は15分の練習さえもたなかった人が、1か月ぐらいたつと30分ぐらいできるようになり、2か月たったころには1時間近く練習できるようになってきました。それに伴い、技術も少しずつ上達してきました。

そんな超スローな進化の過程を本当に喜んび、ほめてくださる偉大な先生。殿下の先生は、レッスンの時にご自分も一緒に弾いてくださることが多いのですが、先日32小節の小曲を先生と一緒にデュエットした殿下。私は隣の部屋からこっそりのぞいていたのですが、真剣な顔をして弾いていました。そして弾き終ると、ぼおっとしたような顔をして、「わあ、すごくきれいだった!」と言いました。

これがアンサンブルの力だなと思った瞬間でした。人の音と自分の音と融けあう瞬間を知ってしまうと音楽の深みにはまります。このアンサンブルの魅力は、5歳児にだって伝わるのだなあと、親ばかですが感動してしまった瞬間でした。

ああ、私もアンサンブルしたいです。



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music | 16:59:27 | Trackback(0) | Comments(0)
昼間の室内楽
先週、知り合いに誘われて、平日の昼間にニューヨークで行われた室内楽のミニコンサートに行ってきました。

室内楽、日本では聴くチャンスの多くないジャンルですが、ここNYでは非常に層が厚いジャンルです。今回聴いたのは、ピアノとバイオリン、チェロのトリオ。曲目は、ベートーベンとシューベルト。合わせて1時間ぐらいのプログラムでしたが、なかなかずっしりとくる演奏でした。

室内楽は純粋で本当に奥の深い世界だと思います。普段はオケに入れない孤独な楽器のピアノも室内楽というジャンルなら、アンサンブルに参加することができます。他の楽器と一緒に一つの曲を演奏する。これぞ楽器を演奏する醍醐味だと思います。私も若い時に室内楽を勉強できたらよかったのになあと思います。

日本では、フルオーケストラかソロか。という選択が多いように思います。なぜなのでしょうか。

ちなみにこのコンサートは、ある大学が学生や一般の人のために無料で開催しているものでした。平日の昼間、200人ぐらいが入るホールに70%ぐらいお客さんが入っていましたが、前回のブログで書いた「楽章間での拍手」は、全くありませんでした。やはり先日のコンサートはひどかったなあと改めて思ってしまった私でした。


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music | 20:51:15 | Trackback(0) | Comments(0)
観客の成熟度
まずはじめに、これはあくまでも私の個人的な意見であることをお断りしておきます。

数日前の日本人violinistのソロコンサートでの出来事です。

その日のプログラムはバイオリンソナタが2曲に、その他、バリエーションや単体の曲で構成されていました。通常複数の楽章で構成された曲の場合は、楽章間では拍手はしません。というか、してはいけないのです。まだ曲が終わったわけではないので。。。これはオーケストラでもソロでもなんでも同じです。

これは演奏会における、非常にベーシックな知識と言うかルールと言うか、エチケットのようなものです。ヨーロッパなどで演奏会にいくと、まず楽章の間に観客から拍手が起こることはありません。ところが、日本では楽章の間が空く場合に良く拍手をする光景が見られます。これは、日本人の観客としての成熟度の低さを表していると私は思います。演奏する側ではなく、聴く側の教育がされていないのです。そして拍手のタイミングも悪いんですよね。まだ指揮者の指揮棒が降りていないのに拍手が起こったり、ブラボー何て言ってしまったり。。。

このような光景がそのまま、金曜日のコンサートで見られました。最初に弾いたバイオリンソナタ。1楽章が終わった段階で、盛んな拍手。演奏者も仕方なく頭をぺこっと下げましたが、日本人だらけの会場。多くの人が何も感じずに拍手をしていました。

まだ弓がおりきっていないのに、音が残っているのに拍手を始めてしまう。ブラボーの絶叫、スタンディングオベイション。自分が良いと思ったらすればよいのは確かですが、演奏者は形式にしたがって演奏しているわけですから、聴く側もそれなりの知識を持って聴くべきです。

クラシックの聴き方を知らない日本人。日本で見るならともかく、NYでそれを見せられると恥ずかしい気持ちにさせられました。

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music | 16:09:29 | Trackback(0) | Comments(0)
音の響き
昨晩、NYのホールに日本人に絶大なる人気を誇るViolinistのソロコンサートを聴きに行きました。
お客さんの98%は日本人と言う、ここがNYだろうか?と思ってしまうような会場でした。皆さんとても喜んでいらっしゃって、最後はスタンディングオベーション、アンコールがかかり、大盛況と言った雰囲気でした。

でも、なぜか音が響かなかった、と思ったのは私だけでしょうか?
伴奏であるピアノの方が響いていて、正直うるさかったと思ってしまいました・・・

2年前の同じホールでのコンサートの時の方が音が響いていたような気がしました。

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music | 10:15:05 | Trackback(0) | Comments(2)
Scriabin
昨日、殿下と一緒に車に乗っていた時のこと、カーステレオで私の大好きな大好きなScriabinのエチュード、Op.8-No.12が流れ始めました。特に演奏はこれまた大好きなHorowitzの手になるもの。もう信じられないぐらい引き込まれてしまう演奏なのです。車を運転していたって、後ろに殿下が乗っていたって、涙が出そうになります。

思わず独り言のように
「ああ、胸が苦しくなるわ。」
と言った私に

殿下:「何で、胸が苦しくなるの?」
私:「この音楽を聴いて、胸がぐーって苦しくならない?」
殿下:「全然ならないよ。うるさいなあって思うけど。」
私:「・・・・・」

殿下には音楽を感じる心はないのでしょうか?一般的な6歳は、まだそういう感受性の部分が未発達なのでしょうか?

私:「じゃあ、お母さんが死んじゃって悲しい気持ちを表している曲だって思ってもう一回聴いてごらん。」

そしてもう一度リピート。

私:「どうだった?ちょっと悲しい気持ちにならなかった?」
殿下:「全然・・・」

私はほとんど泣き出す寸前なのに・・・
Scriabin, Rachmaninoffどちらもピアノのことだけを考えてピアノ曲を作曲した作曲家ですが、本当にすごい。心が揺さぶられて、ぐらんぐらんになります。


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music | 17:33:33 | Trackback(0) | Comments(0)

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