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Hanna

Author:Hanna
2005年9月よりアメリカ在住
東京出身、和文化と猫とオペラが大好き!あと、ゴルフも…
(すみません。多彩な趣味の持ち主なのです。^_^;)

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そしてついに新しいバディがやってきた
涙の別れから2週間。いまだにショックからは立ち直れていません。

実は、バディとの別れと同時に我が家には新たなバディがやってきました。

sw01.JPG  sw02.JPG


NewYorkに本拠地のあるピアノメーカーにより1926年に作られた88歳のおじいさんが私の新たなバディです。中身はほとんどオリジナルのまま、外もオリジナルなので傷などはそれなりにありますが、なかなか88歳とは思えない非常に美しいピアノです。象牙の取引が禁止される数年前に作られたピアノですが、そのころ既にそのピアノメーカーは象牙の使用をやめていたので、白鍵は象牙ではではありません。マホガニーのケースの木目も、薄い蓋も、譜面台一つとっても、クラフトマンシップにあふれた美しいピアノです。

おそるおそる弾いてみると・・・
鳴りません
音が全くでないわけではなく、私のイメージするような音は出ません。まず、弦を張り替えたばかりであること、鍵盤が前のピアノよりも少々重めであること、そして調律もかなりきっちりときつめにしてあること、ピアノ自体がまだ鳴る状態になっていないことなどが理由かとは思いますが、これは堪えました。初めの一週間、何とか鳴らしてみようと頑張り続けた結果、指が痛くなってしまいました。2週目からとにかくゆっくり美しい音を出すことだけを考えて、弾いていますがまだまだ・・・

鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス
ならぬ、
鳴らぬなら鳴らせてみようおじいさん
と言う感じ。

ピアノが気高く、気位が高いんですよね。弾いていて、私の技量をはかられている気がしてなりません。私には鳴ってくれないけれど、きっともっと技術の高い人が弾いたら、喜んで鳴りまくってしまうような気もしたりします。
あああ、苦しいです。普通のピアノがちょっとだけ恋しいです。
でも、もう後戻りはできません。何とか88歳をぶいぶい言わせる日が来るように頑張ってみます。

このピアノを譲ってくださった方にお話をうかがったら、このピアノはとても明るい音の持ち主だそうです。今の状態ではその音は全く感じられませんと泣いたら、「最低でもピアノが落ち着くまで3か月ぐらいはかかりますよ、ゆっくりと話をしてやってください。」と言ってくださいました。あわてず、ゆっくりと楽しませていただきましょうか・・・でも、はあああ。。。気が付くとため息をついている自分がいます。

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Piano | 21:27:38 | Trackback(0) | Comments(0)
別れ
                        piano001_750

長らく今のピアノの嫁入り先を探していましたが、このたび急に嫁ぎ先が決まり、昨日私の手元から旅立ってしまいました。搬出の日が決まってからと言うもの、手放したくない気持ちでいっぱいになり、お嫁に出すのがつらくてつらくて泣ける毎日でした。

今のピアノが家に来たのが、2009年3月、ちょうど5年前のことでした。20年ぶりのレッスンを始めたのが、2012年の春のこと。思いもよらずにはまってしまい、ここ1年ぐらいはピアノにさわらない日はほとんど一日もないほど弾きました。そしてようやく、今のピアノ本来が持つ音を少し引き出せるようになってきたと思い始めたのが、ここ1か月ぐらい。そうしたら、今のピアノを弾くのが何倍も楽しくなってきて、本当に良く弾きました。そんなバディーがトラックに乗って行ってしまいました。

ピアノの脚が取り外された時には、涙が出そうになって・・・ピアノをアップグレードしようとしたことを後悔しました。おそらくこのピアノがこの2年間ほど良く弾いてもらえることは、もうないだろうなあと思うと、更に泣けて泣けて。失ってみて初めて分かる、大切な人。。はあああ・・・

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Piano | 21:40:34 | Trackback(0) | Comments(0)
ランランの一言
最近、またランランにはまっています。(少し前まではホロビッツブームでした)
以前にもランランのことを書きましたが、彼の一番の魅力は多彩な音色だと思います。これでもか!と言うぐらい音色を変えてくる、どんな音でも出せてしまう、一人でオーケストラ、とにかく天才です。

数日前にランランのこれまで見たことのないマスタークラスの映像をYouTubeで偶然見つけました(ランランのマスタークラスの映像はたくさんあります)。ランランのマスタークラスを見るのは、彼自身の演奏を見るよりも面白いです。

そのマスタークラスは、イギリスの音楽学校で公開で行われたもので、4人の年齢の違う生徒が演奏をしました。(4人のうち、3人は中国の子供という事実にも驚きました)その中の一人の男の子(おそらく10歳とかそれぐらいでしょうか)の演奏に驚きました。演奏と言うよりも、音色に驚きました。他の3人とは違うピアノかと思うような、美しい音を出したのです。彼が弾き始めると、ランランの目の輝きも明らかなほど変わり、演奏が終わった時にはわくわくしているのが映像からも見て取れるほどでした。彼の演奏が終わった後のランランの一言がこれまた非常に印象深いものでした。彼はこう言いました。

「彼の演奏を聴いて驚いたのは、彼が非常に美しい音色を生み出したことです。すべてのピアニストにとって、音符を弾くことはちっとも難しいことではありませんが、クオリティの高い音を良い楽器で生み出すことは、もっとも大きな成功へのカギです。そして彼はそれを持っている。彼には素晴らしい未来が待っているでしょう。」

すごい褒め言葉で驚きました。そしてランランが言った、「美しい音が一番大切なこと」という言葉が本当に印象的でした。そうなんですよね。本当にその通りだと思います。如何に美しい響きを出せるか、全てはそれにかかっていると言っても過言ではないと思う今日この頃です。どれだけ速く指が動くか、間違わずに楽譜通りに正確に弾けるか、そういうことだけを考えて練習をしていた若いころが本当に悔やまれます。私がN先生のピアノを聴くといつも思うのと同じこと。美しい音でなければ、人の心を揺らすことはできないのです。はああ・・・

ちなみにそのマスタークラスで演奏した4人の生徒たちは、おそらく学内の厳しいオーディションを勝ち抜いてきた4人でしょう。それなのに、その魔法の音を持ち合わせた男の子の前に、皆色あせてしまいました。おそろしいことです。
ご興味がある方は映像を見てみてください。(4人の演奏が別々の映像になっています)

https://www.youtube.com/watch?v=u0f6YAEQ3tk

きっとあのクラスの後、あの男の子は何か特別なオファーをランランからもらったかもしれませんね。




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Piano | 12:43:15 | Trackback(0) | Comments(0)

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