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Hanna

Author:Hanna
2005年9月よりアメリカ在住
東京出身、和文化と猫とオペラが大好き!あと、ゴルフも…
(すみません。多彩な趣味の持ち主なのです。^_^;)

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N先生の今日の一言
カーネギーホールでのコンサートを数週間後に控えて、練習がどんどんきつくなってきます。一度弾けるようになったと思ったところが、どんどん弾けなくなってきたり、もっとこうしたい!と思うことがどんどん出てきたり、完成するということは永遠にありえないのだと実感する今日この頃。

去年のチャイコフスキーと大きく違うのが、今年は早い段階である程度まで仕上がったと言うこと。暗譜も10月の初め頃までにできていました。そうはいっても、実はそこからの道のりが長いのだと言うことをひしひしと感じる今日この頃です。

そんな状況で迎えた2週間ほど前のレッスンでのN先生の一言。
まず、通して弾き終えた後に
「この先、上手く弾いてやろうなんて、絶対に思ったらだめですよ。上手く弾いてやろうと思った瞬間に、どんどん壊れていくから。」
胸にぐさっ!と刺さりました。ぶすっとくぎを刺されました。今の段階で「上手く弾いてやろう」なんて思っていませんでしたが、確かにとりあえず弾けるようになって、ちょっと余裕が出てきたら、そう思う日がくるのかもしれないかもしれないと思いました。

そしてN先生はこのように続けられました。
「今のまま、音楽に対して真摯に、ベートーベンに対して正直に向かい合ってください。そうすれば本番で必ず上手く弾けます。」
なんと。。。N先生の後ろに後光が差していました。
最近のN先生、ちょっと神がかってます。羽が生えてきて、いよいよ飛び立つ準備が出来たように見えて仕方がありません。今のようにレッスンが受けられるのも、あのため息の出るような音色がすぐ隣で聴けるのももうそんなに長く続かないような気がします。

今のうちに吸収できることは全て吸収しなくては!!まだ教えてほしいことがたくさんあるのです。

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テーマ:アメリカコネチカット生活 - ジャンル:海外情報

Piano | 10:09:05 | Trackback(0) | Comments(0)
弦の様に弾けたら・・・
ピアノと言う楽器は打楽器に分類されます。
打楽器の特性として、一度出た音は消えていくということがあげられます。つまり物理的には、一音の中にクレシェンドを作り出すことはできないのです。

ところが、弦楽器は違います。一音の中でクレッシェンドを作り出すことができます。つまり歌と同じ方法で音楽を奏でることが出来るのです。

一昨日の殿下のバイオリンのレッスンの時に、先生が殿下にクレッシェンドの指示を出されました。その時、私は伴奏をしていたのですが、息子のレッスンと言うことを忘れて「弦の場合、一音の中のクレッシェンドは、どうやって作るのでしょうか?」と質問をしてしまいました。(汗)そしてわかったのが、弦の場合は主に、弦にかかる圧力と、ボーイングのスピードで強弱を作っていくと言うことでした。

この時、N先生のレッスンで何度も言われている鍵盤にかける圧力の話が頭の中に出てきました。打鍵のスピードと鍵盤にかかる圧力。まさにバイオリンと同じです。もしかして、ここにN先生の秘密があるのかもしれません。

ピアノを歌うように弾く、弦楽器の様に弾く。
打楽器であることを忘れさせるように奏でることが出来たら・・・
その先に新たな世界があるような気がして仕方がありません。

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Piano | 23:56:30 | Trackback(0) | Comments(0)
ベートーベンの音楽
カーネギーホールのリサイタルホールでのコンサートまであと1か月半となりました。6月の小コンサートの失敗を教訓に、今回はかなり速いペースで仕上げてきたベートーベンのアッパショナータ。(コンサートで弾くのは3楽章だけです)

N先生に習い始めてから古典を弾くのは初めてのこと。しかも、16歳までのピアノ人生の中でベートーベンのソナタは2曲しか弾いていません。色々な人の演奏を聴くことに始まり、アナリーゼも読み、自分なりにベートーベン先生と向かい合ってきました。

N先生曰く、「ベートーベンは、そのままで十分にカッコいいですから、余計なことはしないでください。」
Mr.Madam Ball曰く、「ベートーベンは譜面通りに演奏すると上手く弾けます。」
ポゴレリッチ曰く、「なぜこの音楽(熱情)がありのままに弾かれる時に、これほど美しいと感じられるのか・・・」

諸先生方のお言葉をまとめると、つまり、「ベートーベンの音楽は完璧」だということになります。演奏者に入るすきを与えない完全に完成された高い次元の音楽。ベートーベンのピアノソナタの中でも最高峰とされる「熱情」。余計なことをするつもりはなくても、譜面通りに弾いているつもりでも譜面の奥行きが見えてこないのです。譜面の奥行き何て見ない方が、むしろありのままに上手く弾けるのでしょうか?

ロマン派であれほど苦労したルバート。「この曲でルバートかけないで何でかけるんですか?」とN先生に言わしめた私が
ベートーベンを弾くと・・・
「もっとインテンポできちんと弾いてください。これはロマン派ではなく、古典です。」
と言われてしまうのです。

ベートーベン先生、あまりに崇高すぎて、練習しても練習しても近づけません。どんどん迷いが出てくるばかりです。

Piano | 20:57:33 | Trackback(0) | Comments(0)

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