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Hanna

Author:Hanna
2005年9月よりアメリカ在住
東京出身、和文化と猫とオペラが大好き!あと、ゴルフも…
(すみません。多彩な趣味の持ち主なのです。^_^;)

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初!ベーゼン しかもフルコン
今日初めて(自分の記憶がはっきりしている中で)、ベーゼンドルファーを弾く機会に恵まれました。しかもフルコン。そして蓋は全開。
                  black keys

話には聞いたことがありましたが、生まれて初めて黒く塗られた5つの白鍵を実際に見ました。なぜ黒く塗られた白鍵があるかと言えば、ベーゼンのフルコンは普通のピアノよりも9つ低音部の鍵盤が多いため(ブゾーニがバッハのオルガン曲を編曲する際に88鍵では出せない音があったことから、ベーゼン創業者に相談してこの97鍵のピアノが生まれたらしい)、一般的な演奏をする際の誤打を防ぐためだそうです。ピアノを弾く前はこの黒く塗られた鍵盤が気になるだろうなあ、と思っていたら、意外に演奏中は全く気にならないのもこれまた意外でした。おそらく普段目にしていない部分なので、習慣的に視野に入ってこないのだろうと思います。

肝心な音はと言えば、非常にしっかりした音でした。明るくて、クリアで、どこまでもまっすぐな音でした。自分の中で何となくイメージしていたベーゼンの音とは全く違って、これまた意外でした。ここのところ、NYスタインウエイにすっかり慣れてしまっていた私にとっては、少々どころかかなり弾きづらく感じてしまいました。しかも、もちろん個体差はあると思うのですが、ソフトペダルがほとんど効かない・・・踏んでも踏まなくても同じ。。。これはどういうことなのか???でした。

ショパンとバッハの2曲を弾かせていただいたのですが、バッハは非常にバッバらしい音が出せて、弾いて気持ちよかったのですが、ショパンは難しかった。特に左ペダルが全くと言ってよいほど効かないことから、私のように指で細かいボリュームを調整できない未熟者には、全ての音がうるさく鳴りすぎてしまい、自分で弾きながらも「うるさいなあ」と感じたほど・・・

自分の技術向上の必要性を改めて痛感しました。ハイ・・・
そして、初めての楽器でも自分の弾きたいように弾ける訓練をしなければいけないと、これまた痛感しました。

このベーゼンのフルコン、また弾く機会がありそうなので、もう少し仲良くなれるように頑張ります!


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Piano | 21:16:22 | Trackback(0) | Comments(0)
Who cares? He cares!!
この夏に日本で大変人気のある若手バイオリ二ストのマスタークラスを見る機会がありました。その時に、一人の高校生の演奏に対して彼が言ったコメントにちょっと気になることがありました。

誰が鍵盤を押しても同じ音程の音を鳴らせるピアノと違って、バイオリンは音程を自分で作る楽器です。そのため「音程を作ることに一生懸命になりすぎてしまい、音楽を作る、奏でることを忘れてしまう、それはだめなんだよ!」というポイントについてのコメントだったのですが、その時に彼が例として挙げたのが、私の大好きなホロヴィッツでした。

“有名なピアニストでホロヴィッツと言う人がいました。彼はすごいピアニストであったにもかかわらず、しょっちゅうミスタッチをしました。でも、誰が気にしたでしょう。なぜなら、彼の音楽があまりにも素晴らしいからです。”

こうコメントされたのです。
英語でのマスタークラスだったので、彼はこう締めくくりました。

Who cares!!!
(誰が気にするって!?)

このコメントに対して会場の人もうんうんとうなずいていましたが、私だけはもんもんと「ホロヴィッツはきっと気にしていたよ!!!」と思っていたのでした。

そして、最近読んでいた書物の中にも、同じようなくだりがありました。

音源を聴いていると、ホロヴィッツのミスタッチに気が付いてしまうけれど、結局音楽が終わってみれば、音楽としてあまりに素晴らしいためにミスタッチのことを忘れてしまう。つまり、コンサート会場では、全く気にならないと言うこと。

そうなのかな。。。
確かに彼の音楽は特別だから、そのミスタッチを気が付かなくさせてしまうぐらいの音楽の大きさがある、と言えばそれもそうだと思います。ホロヴィッツはミスタッチが多いです。でも、奏者である彼がそれを気にしていなかった、聴衆が気にしていなかったということはないと思います。1983年の初めての日本公演で「ひびの入った骨董品」と批評され、そのことを生涯気にし続けたホロヴィッツ。実際、私もその会場に居合わせたのですが、あまりにミスタッチが多くて子供ながらに驚きました。

まあしのごの言いましたが、冒頭の若手バイオリニストの言いたかったことは、「音程のことだけに縛られることなく、自分の音楽を作りなさい!」ということなんでしょうね。でも、そこでホロヴィッツを引き合いに出されたのは、ちょっと心外だったりして・・・
だって、私はホロヴィッツ信者ですから・・・

でも、ピアニストたる者、やっぱりミスタッチは嫌です。もちろん気にします。

テーマ:アメリカコネチカット生活 - ジャンル:海外情報

music | 21:50:32 | Trackback(0) | Comments(0)

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