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Hanna

Author:Hanna
2005年9月よりアメリカ在住
東京出身、和文化と猫とオペラが大好き!あと、ゴルフも…
(すみません。多彩な趣味の持ち主なのです。^_^;)

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祝 卒寿!!
私の手元に来て、もうすぐ2年になる最愛なるバディー。
1926年に作られたピアノなので、考えてみたら今年90歳!卒寿を迎えるのでした!
最近では新しく張り替えた弦もすっかりなじんできて、かなり良い感じです。その時のタッチによって如実に音を変化させるこのピアノ。
練習をしていると、本当に色々なことを教えてくれます。

さて、先日、「今日も練習をしよう!」とピアノのの前に座りましたら、
思わず、ぎゃあ!!

SW001.jpg

何やら端から端までずらーっと並んでおります。

SW002.jpg

前の夜に殿下が何か一生懸命作っていたと思ったら、それはここに移動していました。ピアノファミリーなんだそうです。御大層に猫までいます。

このピアノファミリーのことは見ないようにして、練習に集中、集中。。。ってそんなことは出来るわけもなく。
ファミリーは速攻撤去と相成りました。90歳のピアノも自分の上にこんなものが一列に置かれるなんて思っても見なかったでしょうね。
まあ90年も生きていれば、色々なことがあるってことで・・・

しかし、このピアノもあと何年ぐらい現役でいられるのでしょうか?



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Piano | 17:06:03 | Trackback(0) | Comments(0)
プレトニュフの毒
メンデルスゾーンのおかげですっかり傷心の私ですが、更にプレトニュフの毒にやられまして、かなりボロボロの状態になっています。

このプレトニュフとの出会いは今から2年前、今は無きスタインウエイホールでの冬のコンサートで弾いたチャイコフスキーのくるみ割り人形の中の1曲にさかのぼります。この組曲の一番最後にあたるアンダンテマエストーソというこれまたド派手で、でも信じられないほど美しい曲をN氏が選ばれました。この組曲をピアノ用に編曲したのが、ロシアのピアニスト、プレトニュフでした。練習すれどもすれども、音楽に到達できないようなとにかく難しいアレンジでした。コンサートには何とか間に合いましたが、この時もボロボロになりました

このプレトニュフのアレンジは、彼の音楽をそのまま表しているようで、とにかく美しいのだけれど、あまのじゃくで、一見ウエルカムに見えて、実は決して入り込めないようなものでした。プレトニュフの演奏は、You Tubeなどでそれまでもその後も色々と聴いてきました。でも、色々な意味ではまってしまうほどではありませんでした。ところが、このクリスマスに何気なく買った一枚のCD、2000年に行われたカーネギーホールのコンサートの録音を聴いて、驚きました。これまで思っていたのとは全く違う演奏がそこにありました。そして完全に中毒状態になってしまいました。こんなに毒のある演奏だとは思いませんでした。そこには繰り返し聴かずにはいられないような音楽がありました。特にベートーベンの最後のピアノソナタとショパンのスケルッツオ全曲、これはすごい。中毒状態で繰り返し聴かずにはいられないのに、聴けば聴くほど自分がぼろぼろになっていく、まさに麻薬です。この症状、ホロヴィッツと似てますね。

やっぱりすごかったんだ、プレトニュフ。この人もまた、メフィストフェレスのようなピアニストでした。そして私はことのほか、そういう音楽家に弱い。あああ、はまってしまいました。どっぷり。。。助けて。。。こういうときは、純粋に心が浄化されるような音楽を聴かなくてはいけない!ってわかっているのに、どんどん逆方向に引きずり込まれていきます。そういう麻薬の一番の毒は、信じられないほどきれいな音と夢のかけらのように時折見せる心が昇華するような美しいフレーズなのです。そしてその夢の後、一気に奈落の底におちることになるのですが・・・

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Piano | 09:51:46 | Trackback(0) | Comments(0)
痛い!メンデルスゾーン
ここ1か月ほど練習している曲の一つに、メンデルスゾーンの無言歌集の中の一曲があります。
Op.102-No.4、sighing windと言う副題がつけられることもある曲ですが、2ページの短い曲ながら、ありとあらゆる要素の詰まったそれはもう美しすぎる珠玉の一曲です。

私は、メンデルスゾーンが好きです。過去3年の間でN氏からきちんと出来上がったとして認定していただけたたった一曲の曲もこの無言歌集の中のものでした。古典とロマン派の中間に位置する、メンデルスゾーン。今練習している曲も、すんなりと曲の中に入っていけたというか、出だしは順調でした。しかし、、、仕上げに入ったあたりから、上手く流れがつかめなくなってきました。その、のれていない私にすぐに気が付いたM氏のするどい一言。

「この曲は君にとってどういう曲なの?何を考えて弾いているの?」

この無言歌集を弾いていると、どうもいつも自分の過去を重ね合わせて弾いてしまうことが多いのですが、この曲も然り。特にこの曲については、特定の過去の出来事を重ね合わせて弾いていました。でも、それは私にとってはちょっと重い過去の思い出だったので、重ね合わせながらも部分的だったというか、完全には重ねないようにしていたというか・・・その中途半端さがすぐにM氏にはばれてしまいました。何を考えて弾いているのか見えない。。。と言ったM氏。それはそうです、完全に見えないようにしていたのですから・・・

家に帰って、楽譜をじっと見ながら、全てを自分の過去と重ね合わせてみると・・・まあ痛いこと。心がずきずきするほど。。。
あまりの痛さと重さで、弾けなくなってしまいました。音楽の中に入っていくために、自分の過去を重ね合わせるのはいけない方法だったみたいです。傍観者である自分はしっかり残っていなくてはいけないのでした。痛すぎて、傍観さえできない場合はどうすれば良いのでしょうか?何か別のことをイメージしようとしても、一度出来上がってしまったイメージを壊すのはなかなか大変。
あああ、この曲は封印でしょうか?封印しようとしていた心の傷までほじくり返してしまいました。
痛すぎる、メンデルスゾーン。。。でも音楽は美しすぎるほど、美しいのです。

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Piano | 23:49:12 | Trackback(0) | Comments(0)

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