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Hanna

Author:Hanna
2005年9月よりアメリカ在住
東京出身、和文化と猫とオペラが大好き!あと、ゴルフも…
(すみません。多彩な趣味の持ち主なのです。^_^;)

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無敵のバッハ -教会の響き-
子供のころから大好きだったバッハ。小プレリュードとフーガからインベンション、シンフォニア、そしてやめる間際に弾いていたフランス組曲。なぜかバッハには良い思い出しかありません。

ここ1年は、平均律を弾いてきました。と言ってもM氏のバッハへのこだわりは並大抵ではないため、なかなかあがらせてもらえず、まだ数曲しか弾いていない状態です。今、取り組んでいるDメジャーとDマイナー。Dメジャーの方はずっと前からあげてもらえそうな雰囲気でありながらも、あがらない。。。仕上がらないのではなく、どんどんハードルが上がっていくのです。

今日こそは!と臨んだレッスン。
「いやあ、良くなったねえ。」
しみじみとM氏。
これであがれる?って期待した私を見透かしたように、同じ曲を弾きはじめたM氏。
これが・・・・すごい・・・・
ピアノの音がガラッと変わって、教会のオルガンの響きに。。。

「バッハでは決してエネルギーが少なくなることは無いんだよ。」

それは宗教曲だからなのかな?と思ったりしましたが、そういう訳ではなくそういう音楽の作りらしい・・・
M氏のバッハを聴いていると、確かにどんどん気持ちが高揚していくのです。そして最後に非常に納得させられる。
無敵のバッハ。非常に男性的なバッハ。そしてドラマティック。
Dメジャーのフーガは、まるで教会のミサの最後に弾かれるオルガンのようでした。ミサの後に、教会の後ろの扉が開け放たれて、人々が幸福感と満足感をかみしめながら明るい外へと歩きだしていくのを後押しするような・・・

”聴く人を納得させる音楽を奏でる”
私のゴールです。
今日は本当に良いものを聴かせていただきました・・・ミサに出て、ありがたいお説教を聞いた気分です。バッハってそういうものなのかもしれないです。

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Piano | 21:44:52 | Trackback(0) | Comments(0)
細くて長い指と華奢な手、トリフォノフくん VS 太い指と分厚い手、ババヤン先生
ここ数年気になっているダニール・トリフォノフ Daniil Torifonov。ロシア人ですが、アメリカのクリーブランド音楽院で学んだ人です。彼の師匠セルゲイ・ババヤンはアルメニア人ですが、ロシアの最高峰のモスクワ音楽院でレフ・ナウモフの門下だった人です。どちらも音色が非常に美しいことで知られるピアニスト。

You Tubeで見つけたこの2人がラフマニノフの2台ピアノを演奏している映像。師匠と弟子が、故郷の作曲家、ラフマニノフを奏でます。細くて長~い指のトリフォノフ、反対に太~い指で分厚い手のババヤン。相反する手の持ち主です。しかし驚いたのが、ババヤンの方がトリフォノフよりもはるかに音色がきれいなこと。この差は歴然。。。ババヤンの方が音が透き通っていて、先に進む力が強い。

恐ろしいものだなあと驚きました。さすがは師匠。ババヤンの音ばかりが前に出てしまって、トリフォノフ君、ちょっとかすんでます。と言うか、力が入りすぎている感じ、、、
美しい音を奏でるにあたって、指の長さや手の形はどうやら関係ないらしい・・・

実は、前回のレッスンでこんなことがありました。
新しく出されたショパンのエチュード、10-11。右も左も最初から最後まで全てアルペジオの練習曲ですが、私のような小さな手の持ち主には涙が出るような曲。手を広げっぱなしにして弾いてしまうと、手がすぐに痛くなってしまうという悪い曲です。実は、一音一音止めて、その都度力を抜く練習をしていたため、一週間では譜読みが間に合いませんでした。
「これはまだ譜読みが出来ていません。手が届かなくて・・・」
と言い訳がましく言った私に、
「君の手は小さくて弾けない!と言うほど小さいわけではないと思う。僕の先生は君よりももっと小さい手だったけど、なんでも弾けたよ。届かないなら、届くように弾けばよい。工夫しなさい。ショパンの手だって小さかったんだから。」

それはそうなんですけどね。確かに大きな手なら楽に弾ける!と言うことは紛れもないことですが、だからと言って大きな手なら美しい音が出せるというのは、全く別の話です。実際、大きな手のピアニストでも音があまりきれいでない人はたくさんいます。(ルガ○スキーとか・・・)それでも、やっぱり手が小さいと”物理的に届かない!和音が鳴らせない”という問題が生じます。崩せばよい!と言えばそれまでですが・・・

ババヤンとトリフォノフの師弟の2台ピアノの演奏から、音の質は弾き方によるものであると言うことを見せつけられた私。
ババヤンのお饅頭のような手から奏でられる音は、本当に丸くてきれいな音の粒でした。手のサイズのせいにしてはいけないのでした。反省・・・それでもやっぱり手の大きな人がうらやましい・・・

※ババヤン、トリフォノフ、ラフマニノフ2台ピアノ の映像はここ


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Piano | 22:01:40 | Trackback(0) | Comments(0)
You need to find it yourself -自分で見つけなくっちゃ-
新譜5曲(実はあともう1曲あった!!)と格闘したくてもなかなか時間が取れず、結局4曲しか譜読みができませんでした。それもお粗末な程度の譜読みだけ。それでも、レッスンに行くしかありません。
「すみません。ひどい状態です。」
とおことわりして弾くしかありません。
よろよろのショパンでも忍耐強く最後まで聴いてくれるM氏。

そして、今日もやっぱり奏法の話になりました。
私の音は大きくなるとエッジが目立つと。そしてピアノで軽く弾こうとすると、音のクオリティが下がると・・・
本当におっしゃる通りです。そしてそれは指弾きだからです。でもなかなか直らない。悪戦苦闘する私に、

You need to find it yourself. Just try different ways!
それは君が自分で見つけるしかないんだよ。色々と試してごらん。

とM氏。
ああそうなんだなあと思いました。結局自分で苦労して見つけ出さねば、自分のものにはなりにくいということなのでしょう。そして、体の形や大きさは、皆違う。一人に当てはまってもそれが別の体型の人に当てはまるとは限らない。

必要なのは、ひたすらな忍耐です。
はああ。
でも、どうしても自分の目指す音を得たいと望むならば、やるしかないのです。自分の目指す音が頭の中にある限り、出来るはずなのです。

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Piano | 22:16:59 | Trackback(0) | Comments(0)
長調から短調へ
「少な目に・・・」と言われながら、どっさりと出た新曲5曲。
何でも初見ですぐに弾ける”初見の天才”であるご自分と、私を同じに考えないでほしいです。あっちもこっちもちょろちょろと手を付けて、どれもどうにもならなくて焦っています。

ところで、新曲を読みながら、気が付いたことが・・・
何と、5曲全部が短調の曲でした。これまでM氏と一緒にやった曲で、短調はたったの1曲だけ。それがいきなり5曲とも短調とは・・・どうしたことでしょうか?

私は、これまでM氏が意図して長調の曲を私にくれていると思っていました。おそらくそうだと思うのですが・・・
それが一転して、短調へ!!
久しぶりの短調です。個人的には、短調大好きです。特にC#マイナーとか・・・(汗)
ところが、短調ばかりの譜読みというのが意外に精神的にきついのだということに気づきました。譜面を読んでいて、どんどん落ち込んでくる。そういう場合ではないと思いながらも・・・

M氏の今回の課題の意図は、「低音部を使って歌う場合の音の出し方、深みのある歌い方」なのだろうと思うのですが、そういう部分を含んでいる曲は短調が多いと言うことなのでしょうか?

エチュードから、バッハ、そしてもちろんノクターンも(これが超重い!)、み~んな短調。

M氏に何があったのでしょうか?何かドラマが起きたのか??
私は彼はGメージャーの人だと思っていたのですが・・・彼が弾くバッハのGメージャーは本当に美しいのです。でも、本当はマイナーだったのだろうか?でも、そうなら、ラフマニノフのC#マイナー弾いてほしい・・・

そんなこと言っていないで、譜読みした方が良いです。。。


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Piano | 21:45:19 | Trackback(0) | Comments(0)
本気スイッチ
3か月にわたる長い長い夏休みがついに終わり、殿下は今日から学校に戻りました。
そして私もレッスンに復帰。4月、5月とお忙しいM氏だったため、まともなレッスンは本当に久しぶり。ほとんど4か月ぶりです。殿下が夏休みの間は、室内楽のキャンプの12日間を除いて、思うようにはピアノ弾けませんでした。集中出来ない状態なので、スケールとバッハとモーツアルトを少しだけ・・・

そんな感じで何となく迎えてしまった今年度の初レッスン。
ちょろっとモーツアルトなんかを練習をしていた私が間違っていました。M氏いきなり本気でした。初回から・・・
持ち越しになったバッハの平均律は更に高度になり・・・終わったと思っていたベートーベンは、最終楽章だけもう一回・・・

にこやかにやる気満々なM氏
「夏の室内楽の演奏会の時に思ったんだけど、これからはロマン派をやろう!」
・・・・モーツアルトの気分だったのに、一気にロマン派???

「君は、盛り上がる部分で音を大きくしようとすると、音が硬くなるのでそれを何とかしよう!」
・・・・知ってます。音が汚くなるんです。指弾きだから。

「そのためにはロマン派のそれなりのサイズのピースをやってみよう!シューマンかチャイコフスキー。」
・・・・前にシューマンかチャイコフスキーを弾いてみたいと言ったら、聴こえないふりしなかったっけ?

「それと、やっぱり君は指を使って弾きすぎだから、もっとウエイトシフトを使う弾き方をじっくり研究して!」
・・・・一番最初にその奏法を教えてください!って言ったら、そんなの知らない!って言わなかったっけ???

夏を越えて、M氏の中で何かが変わったらしい・・・・
私にとっては非常にありがたい変化です。このチャンスを逃すわけにはいきません。ガンガン行くしかありません。しかし・・・

「忙しいだろうから、課題は少な目にしょう!」
そういって
ショパンのエチュード2曲、バッハの平均律2曲、ベートーベンのソナタのやり残し1楽章、ショパンのノクターン1曲
だそうです。ベートーベン以外、全部新曲。。。。

加えて、
「今度までにシューマンの曲を考えてくるからね!」
ってことはあともう1曲???
死にます・・・私は音大生ではありません。家庭が壊れます。。。

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Piano | 23:00:08 | Trackback(0) | Comments(0)
中村紘子さんというピアニスト
先日、日本を代表するピアニストの中村紘子さんが亡くなりました。闘病生活で、ここ数年演奏活動が途切れがちになっていたところ、今年に入ってまた復帰されたようだったので「いよいよ?」と楽しみにしていたのですが、急な訃報でした。
彼女は日本では最も有名なピアニストでありながら、なぜかあまり人気がないのが不思議です。有名すぎるからなのか・・・私が子供の頃も、「私、中村紘子さんのファンなの!」とは言いにくいような雰囲気がいつもありました。

ただ、彼女は当時の日本では数少ない、日本で主流のハイフィンガーで演奏をしない、ベルベットのようなレガートを奏でることのできるピアニストです。それは、彼女が日本で天才少女としてすっかり有名になり、その地位を確かなものとしてから、NYのジュリアードにわたり、そこでレジーナ・レヴィン女史の指導を受けたからです。このレヴィン女史は、この前のブログで書いたジョセフ・レヴィン氏の奥さんで、彼女自身もモスクワ音楽院のピアノ科の卒業生でした。アメリカへ亡命してから、夫と共にジュリアードで教鞭をとり、ヴァン・クライバーンなど多くのピアニストを育てた人です。おそらく中村紘子さんは、そのレヴィン女史のほとんど最後の方のお弟子さんだったと思います。天才少女として日本でちやほやされた中村紘子さんが初めて彼女の前で演奏した時に、「一からやり直しましょうね!」とレヴィン女史ににこやかに言われた・・・と中村さんがご著書に書いていらっしゃいましたが、それは「ハイフィンガーと言う奏法を直すために、一からやり直しましょう。」という意味です。そこで、ハドソン川に飛び込もうか?とも思ったそうですが、彼女はレヴィン女史を信じて自分の奏法に心から向き合い、レヴィン女史が伝えるロシアの奏法を自分のものとされたのです。

手がとても小さいにもかかわらず、この奏法があるからゆえ、ベルベットのようなレガートを作り出すことができる。そしてそのレガートで、ショパンやラフマニノフを歌い上げることができる、あの年代の日本人では稀な人だと思います。私は子供のころに彼女のマスタークラスを見学したことがあるのですが、子供心にあまりの存在感に驚いたのを思い出します。

そういえば、N氏も中村さんのファンでした。そして、私も彼女のファンでした。でも、大人になってからは演奏会を聴きに行くチャンスがありませんでした。いつも日本の実家の近くにあるホテルで、毎年9月に彼女が演奏会をされていたのですが、9月と言う時期なので行かれないまま、もう彼女の生の音を聴くことが出来なくなってしまいました。残念です。やっぱり気になった人の演奏会は、その時に行くべきです。

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Piano | 22:44:19 | Trackback(0) | Comments(0)
You never know
アメリカでは良く
You never know!
という表現が使われます。
これは、日本語の「○○かどうかなんて、わからないわよ!」というニュアンスのフレーズ。

殿下が3年前にアイスホッケーを始めた時に、彼にホッケーは絶対に向いていないと思った私。すぐにやめると言い出すだろうと思っていましたが、なかなかやめない。だからと言って、ガツガツとプレーするわけでもなく、のらりくらりとホッケーを楽しむ殿下。それでも去年、選抜チームのメンバーに選ばれてからは、のらりくらりと言うわけにもいかず、ホッケー命!的な子供たちの中でずいぶんともまれてきました。年齢が上がるごとに、やっぱりホッケーはむいていない!と確信を強める私。

今年で最後のシーズンかな?と思いながら、迎えたプリシーズンの最終日の試合。
最初のシフトで、いきなりリンク半分以上独走大勢から一気にゴールを決めました。奇跡だと思って、ビデオを撮ってしまった私。ところが次のシフトでも同じことが起こり、またその次のシフトでも・・・試合が終わってみれば、彼のチームの最終得点6点中、4点は殿下が決めたものでした。

何が起こったのか全く分からなかった私。驚きました。。。
この時に、"You never know"というフレーズが頭に浮かびました。なるほど、確かに私はこういう日が来るとは思ったことは全くありませんでした。もちろんこれがずっと続くわけもないのは、百も承知ですが、まあ驚きました。

確かに私はすぐに独断と偏見で決めつけてしまう傾向があるかもしれないです。特に殿下のことに関しては、ついついなんでもわかっているような気持ちになって・・・そして自分自身のことも然り。

You never know...
って思っておけば、もしかしたら可能性が広がっていくのかもしれません。


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daily life | 22:00:41 | Trackback(0) | Comments(0)

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