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Hanna

Author:Hanna
2005年9月よりアメリカ在住
東京出身、和文化と猫とオペラが大好き!あと、ゴルフも…
(すみません。多彩な趣味の持ち主なのです。^_^;)

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奇跡の演奏会 Oxana Yablonskaya
昨晩、ニューヨークにある小さな音楽サロンで行われたロシア人ピアニスト、Oxana Yablonskayaのリサイタルを観に行ってきました。彼女はN氏の師匠でもあった人で、N氏から彼女にまつわる色々な話を聞かされていましたが、これまでに実際に演奏を聴くチャンスがありませんでした。暫く前まで、NYのジュリアード音楽院で教鞭をとっていた彼女は今年77歳、年齢から考えても小規模なサロンコンサートなのだろうなあと思って出かけたら、大間違い。
プログラムをみてびっくり。
ベートーベンのソナタ2曲、チャイコフスキーの四季から6曲、そして、ラフマニノフのコレリの変奏曲。
カーネギーホールでの演奏会のようなプログラムです。

本当にこれだけ弾くのかい?とちょっと半信半疑で始まったコンサート。
ところが、あっという間に彼女のエネルギーが作り出す磁場に引き込まれて、茫然自失、瞬きもできないほどでした。
とにかくすごい。まず、音が大きい。でも決して乱暴なわけではなく、とにかく丁寧。一音一音を丁寧に扱う様子には感動しました。パワフルでありながら可憐。色彩豊か。そして一番感動したのが、彼女の演奏にみなぎるエネルギーの強さ。このエネルギーが音楽が向かっていく方向を作り出し、聴く人を導いていくのだと納得させられました。

インターミッションを挟んで、チャイコフスキーの四季、そしてラフマニノフ。
これがもう。。。気が付かないうちに泣いてしまった私でした。
同じロシア人でも、去年リンカーンセンターで聴いたトリフォノフ君はまだ子供だと実感してしまいました。ラフマニノフは元々大好きですが、こんなにも美しくて、こんなにも苦しいと思ったのは初めてだったかもしれません。

終わりが近づくにつれて、「まだ終わらないで!!!」と心の中で叫んでしまった私。こんな風に思えるコンサートってこれまでにいくつあっただろう?2週間ほど前に行ってきたバイオリンのコンサートでは、「まだアンコール弾くのね?」って思ってしまった私だったのに。。。

アンコールで弾いたショパンのノクターン。そして最後にスカルラッティのソナタ。まあこのスカルラッティの美しいこと・・・ショパンとは音色が全く変わり、ピアノが変わったのかと思うほどでした。

あああ、何でことでしょう。これまでの人生で一番感動した演奏会と言っても良いかもしれません。
たった20ドルで、小さなサロンで、お客さんはほとんどが知り合いのような小さな演奏会で、こんな経験をしてしまうとは・・・
初めて、演奏会で幻想を見てしまいました。はあああ。
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Piano | 21:41:31 | Trackback(0) | Comments(0)
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