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Hanna

Author:Hanna
2005年9月よりアメリカ在住
東京出身、和文化と猫とオペラが大好き!あと、ゴルフも…
(すみません。多彩な趣味の持ち主なのです。^_^;)

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Arcadi Volodos
先週、M氏とラフマニノフの話をしている時に名前が出て、久しぶりにその存在を思い出したピアニストがいました。

アルカディ・ボロドス、ロシアのピアニストです。
彼のピアノを初めて聴いたのは、今から12年ぐらい前のことだったと思います。知り合いの小澤(狂)の方に連れられて行ったサイトウキネンオーケストラのコンサートでした。その日の演目にラフマニノフのピアノコンチェルト2番が入っていて、そのピアニストがボロドスでした。今でもはっきり覚えているのですが、最初の一音を聴いた時の驚き、肉声のような温かくじわっとひろがってくるような音を出すピアニストです。それからしばらくの間、ボロドスに夢中になりCDをいくつか買ったりしましたが、なぜかここ10年ぐらいその存在を忘れていました。アメリカでは演奏をしないからなのかもしれません。

ボロドスは私とほぼ同世代で、モスクワ音楽学院出身であることは覚えていたのですが、今回初めて知ったのは両親ともに声楽家で、元々声楽の道を目指しており、ピアノは一応やっていた!というだけで、真剣にピアノに取り組み始めたのは16歳の時だったそうです。14歳でピアノを始めてプロになるN氏のような人はちょっと考えられないと思っていましたが、ここにもそう言った人がいました。16歳でピアノを真剣に始めて、あんなふうになってしまうのです。おそろしいことです。でも、声楽家を志していたということを今回初めて知って、あの何とも言えない音の温かさの秘密がわかったような気がしました。

やっぱり歌なのだなあとつくづく思います。特にロシアのピアノは、根底に歌が流れています。ロシア人の音楽家に共通する独特のフレーズ感は、体の中に息づく歌が作り出すものなのでしょうね。何とも、うらやましいことです。

私と同世代のM氏。彼もボロドスと同じモスクワ音楽院の出身ということで、試しに「同級生ですか?」と軽く聞いてみたら・・・
「ボロドスは僕の一つ年下だけど、同じ先生だったんだよ。」
だそうです。
ひえ~!!
日本じゃ、ただのおばさんがそんな人に教えてもらえるはずは到底ありません。NYってつくづく面白く、ありがたい場所(たまには)です。
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Piano | 22:12:43 | Trackback(0) | Comments(0)
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