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Hanna

Author:Hanna
2005年9月よりアメリカ在住
東京出身、和文化と猫とオペラが大好き!あと、ゴルフも…
(すみません。多彩な趣味の持ち主なのです。^_^;)

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引き込まれる音楽、音楽の求心力
2018年がスタートしましたが、ここ1か月ほど私生活が落ち着かず、あまりピアノを弾くことが出来ていない悲しい状況が続いています。それでも、今年も一層の努力と研究を重ねて、より美しい音楽へ近づけるように、そしてより楽しんで音楽を奏でられるように頑張ります!

さて、ピアノを思うように弾けない間にすることと言えば、読書。活字を読むことは私にとって自分の精神を正常に保つために欠かせない行為なのですが、昨年の夏に日本で買って帰ってきたキ○ドルで思いっきり日本の本が読めるようになってから格段に読書量がアップしたこの頃。ここしばらくはまっているファンタジーを専門に書かれている日本人の作家さん、彼女の作品をいろいろ読んでみてなぜこれほどまでにはまるのか、そのはまる理由が音楽にも当てはまるのではないかと思いました。

物を書くという行為は、音楽を作っていく行為にとても似ていると思います。
しっかりとした全体の構造、それを作り出す言葉や文章の美しさと精度、物語の運び、積み重ね、しかけ、などなど。
演奏家の場合は、既にそうやって作られたものを自分の言葉で置き換えて表現していくので、作曲家の意図をどこまで理解できるか、それをどうやって表現するかという別の課題もあるわけですが、物語を組み立てていくという行為自体は同じなのではないかと思います。これらが上手くかみ合った時に、音楽や物語に求心力が生まれて、それに関わる人を引き込んでいきます。

音楽を作り出す音の美しさ、表現の美しさ、物語の運び、そしてそれらを作り出す確かなテクニック、そういう色々なものが全て合わさった時に、思わず引き込まれてしまうような音楽の求心力が生まれるのだと思うのですが、それほど強い求心力を感じるような演奏にはなかなかお目にかかれないのも事実。ここ数年でそういう演奏会に巡り合ったのは、ただ1度だけ。2016年の3月にNYのヤマハホールで見た、オクサナ・ヤブロンスカヤのフェアウエルコンサート。これは本当に素晴らしかった。お客さんはほとんど彼女の知り合いだけのような、入り口で彼女のお弟子さんがチケット代を集めるような内輪のコンサートだったのですが、とんでもなく素晴らしい演奏会でした。その時の感動はあれから2年近くたっていても全く褪せることなく私の中に残っているのですが、何が一番驚いたかと言えば、
「彼女の作り出す音楽の求心力」
身動きさえできないほど引きずり込まれてしまう音楽の磁力。これは生まれて初めて体験したと言っても良いほどのものでした。すべての条件がそろった時に生まれるこの磁力、彼女の物語の中にどんどん引き込まれていく、恐ろしいほどの求心力。彼女の魔法にかかってしまったようなそんな千載一遇の体験をさせてもらいました。全てくっきりと記憶に残っていますが、特に忘れられないのが、ラフマニノフのコレリの変奏曲とアンコールで弾いたスカルラッティのソナタ。

今年はこの「求心力のある音楽」をいつも心のどこかに留めておきながら、一つ一つのことを積み重ねていきたいと思います。結局、いつも一つ一つ。近道はないのだと自分を戒めつつ。。。でも、音楽を奏でる楽しさはいつも忘れないようにして。。。
やることいっぱいです。。。
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テーマ:アメリカコネチカット生活 - ジャンル:海外情報

music | 10:10:56 | Trackback(0) | Comments(0)
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